ろうきん協会では生活協同組合(生協)と連携した活動として、2015年に日本生活協同組合連合会(日本生協連)と「緊急災害対策等に係る相互連携協定」契約を締結しました。
中央機関同士の協定締結を契機に、各地域の〈ろうきん〉と地域生協の間で災害対応・防災に係る具体的な連携が進んでいます。
今回は、高知県生活協同組合連合会(高知県生協連)が主催する「コープぼうさい塾」での〈四国ろうきん〉の取組みをご紹介します。
「コープぼうさい塾」とは、同じ地域で暮らす人たちが集まり、災害時に自分たちの地域でどんなことが起きるかリアルに想像し、『自分を守ること』、『共に助け合うこと』について一緒に考え、学ぶ企画で、開催地域を変更しながら毎年開催されています。
〈四国ろうきん〉では、その「コープぼうさい塾」に、開催地近郊の支店を中心に、2016年から継続的に職員を派遣しています。
2018年2月、高知県安芸市消防防災センターで行われた第5回「コープぼうさい塾」にも、〈四国ろうきん〉から支店職員5名が参加しました。
参加者は、60~70代の地域住民の方々が中心で、安芸市役所職員による「東南海地震発生時の安芸市の被害について」の講座を受講したり、避難所運営体験ゲーム(HUG-ハグ-)や、起震車による地震体験に参加しました。
また、〈四国ろうきん〉からは、「災害時の金融機関の対応ミニ講座(災害時の預金払い戻しの取り扱い等、支店職員による地域住民の方々へのセミナー)」の講師として職員が講演を行い、たくさんの方に受講していただきました。
受講者の方からは、「災害時の預金引き出しの対応や、個人情報の漏えいなどに不安があったが、金融機関の対応を知ることができてよかった。安心した。」などのお声をいただくなど、たいへん好評でした。
〈四国ろうきん〉では、今後も可能な限り「コープぼうさい塾」に参加し、南海トラフ大地震への心の備えと、地域への貢献・役割意識を高めていきたいと考えています。
第5回「コープぼうさい塾」の様子
・〈四国ろうきん〉のホームページへはこちらから
【主な関連するSDGsの目標】
〈ろうきん〉では、SDGs達成に向けた取組みを展開し、〈ろうきん〉に期待される協同組織金融機関としての役割発揮と社会への貢献を図っていきます。 ろうきんブログでは、随時、全国の〈ろうきん〉のSDGs達成に向けた取組みを紹介していきます。 「SDGsと〈ろうきん〉」の特設ページ(別ページに移動します) |
〈全国労働金庫協会 取材班〉