ろうきん全国労働金庫協会

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組織情報

ごあいさつ

 はじめに、本年1月に発生した令和6年能登半島地震により被害を受けた方々に心よりお見舞い申し上げます。

 ろうきんは、1950年に誕生して以来、「働く人の夢と共感を創造」し、「共生社会の実現に寄与する」という理念のもと、常に働く人に寄り添い、時代の変化とともに住宅や教育の資金、資産形成など働く人のライフプランに応じた多様なニーズに応えてまいりました。


 現在、全国13のろうきんが北海道から沖縄まで離島も含め596の店舗を展開し、預金残高は23兆円、貸付残高は15.5兆円となっています。


 さて、日本国内では、令和6年能登半島地震をはじめとした地震災害や大型台風の発生など、自然災害が頻発し、甚大な被害が生じています。また、地域間格差の拡大や都市への一極集中による地方の過疎化等も進み、様々な社会課題に直面しています。


 加えて、高齢者雇用確保措置の義務化、テレワークの拡大、フリーランスの増加をはじめ、働く人のライフスタイルの多様化が進んでいます。働く方々のニーズや悩みも、こうした環境の変化の中で複雑化しています。

ろうきんは、このような状況をいち早く察知し、人々の様々なニーズに的確に応えていかなければなりません。

 社会環境が大きく変化する中、あらためてろうきんの存在意義、果たすべき役割を見直し、事業の持続可能性を確保しながら、社会の中で求められる役割を果たし続けるため、ろうきんは、新たなビジョン『ろうきんビジョン2035~共感と協創~』を策定しました。


 本ビジョンでは、労働金庫の存在意義(パーパス)を「はたらく人とその家族の夢としあわせな暮らしの実現~共感と信頼の力で/会員・地域の仲間とともに~」といたしました。

 変化・多様化する時代において、「はたらく人とその家族の夢としあわせな暮らし」を実現するためには、ろうきんがこれまで提供してきた金融サービスを中心としながらも、金融機能だけでは解決できない社会課題に向けて、会員・地域の仲間と一緒に取り組むことが必要です。


 これからもろうきんは、社会の変化に対して常にアンテナを高く張り、変革を恐れず、むしろ変化を作り出していく覚悟で「はたらくあなたの、いちばんそばに」寄り添った取組みを展開してまいります。


2024年7月

一般社団法人全国労働金庫協会 理事長

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