STEP1<"いま"の地域のためにできること>
これは、お子さんが身を守るための「ツカエルホイッスル」。
これは、野球観戦にご招待した子どもたちからの「手紙」。
こっちは、本を寄贈した児童養護施設の子どもたちからの「読書感想文」です。
九州ろうきんの会議室には、様々な活動のグッズや手紙が並んでいます。
九州ろうきんでは、「地域の子どもたちの成長を支援する活動」に積極的に取り組んでいます。
■地域の子どもの安全をかん「ガエル」、ツカエルホイッスル!
例えば、このツカエルホイッスル。
地域の子どもたちが安全に通学したり、安心して外で遊ぶことができるように、配布している身を守るためのホイッスルです。
ホイッスルは普段から持ち歩けるように、軽くて、デザインもかわいい「ツカエルさん」を採用。子どもたちを危険から守るアイテムの1つとして、地域の小学校などに配布しています。
また、九州ろうきんの営業店は、地域の「こども110番の店」の取り組みに参加しており、子どもたちが危ないと思った時、すぐにろうきんに逃げ込めるように、わかりやすく店頭にポスターを掲示しています。
■子どもたちへの様々な取り組み
ツカエルホイッスルの配布や、野球観戦への招待、児童養護施設への図書寄贈。
子どもたちが安全な環境で暮らせることが最も大事ですが、スポーツを観戦して大きな夢や希望を抱いたり、本を読むことでいろいろなことを知ったり、地域の子どもたちの「成長」を様々なカタチで応援したいという九州ろうきんの「思い」が、これらの取り組みに繋がっています。
STEP2<"これから"の地域のためにできること>
どうしたら、今より住みやすくなるのか。
ずっと安心して暮らせる地域社会がつくれるのか。
九州ろうきんはこれからの地域のために、2014年から、九州大学と連携して、地域の活性化に向けた調査と研究を進めています。
こうした取り組みは「産学連携」といって、企業などの「産業」と大学などの「学校」が連携して、互いのメリットを活かしあいながら、新技術や新事業の研究・開発を共同で行う試みです。
九州ろうきんは九州大学に週4日、研究員として職員を派遣し、実習や共同研究を行っています。
共同研究のテーマは、「持続可能な地域社会」を考えることです。
最近、よく耳にする「持続可能性(sustainability)」。
共同研究では人口減少・高齢化、産業構造の変化など、社会環境がめまぐるしく変わっていくなか、地域で暮らす人々が、これからも生きがいや働きがいを持てる社会を持続していくための方法を、視察や具体事例などから学んでます。
例えば、
●上手く外国からの観光客を増やし、地域経済の活性化に取り組む長崎県対馬市。
●個人の収入より、多くの人が働くことができる協同作業の場(コミュニティ)の形成を優先して、移住者を増やすことに取り組む韓国の農村にある協同組合。
●地域の高齢化といった課題への対策として、県外から「地域おこし協力隊」を受け入れている福岡県八女市。
さまざまな事例において、〈九州ろうきん〉が地域と連携して活動できる可能性を考えています。
いま考えて、動くことは地域の未来のためになること。
〈九州ろうきん〉は、これからもフィールドワークを広げ、地域の未来のためにできることを考え、活動していきます。
~九州ろうきん企画担当者の声~
今の地域の子どもたちに役立つ活動を考え実践することが、子どもたちの将来につながるものであれば喜ばしいと思っています。
取り組みは継続することではじめて、本当の意味で地域・社会のためになるのだと考えています。
これからも必要な支援を地域の子どもたちの目線で考え、実践していきたいと考えています。
◇九州ろうきんホームページはこちらから→ http://kyusyu.rokin.or.jp/
〈全国労働金庫協会 取材班〉