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〈全国のろうきん〉国際協同組合年記念シンポジウムを開催しました! -国際協同組合年(International Year of Cooperatives. IYC)〈11〉-

投稿日: 2026年1月 6日 09:00 作成者: ろうきん

カテゴリー:SDGs


IYC2025全国実行委員会講演事業 国際協同組合年記念シンポジウムを開催しました




国際協同組合記念シンポジウムの開催


 11月28日(金)、労金協会は、IYC2025全国実行委員会後援事業「国際協同組合年記念シンポジウム~協同の力で社会を変える~」を開催しました。

 2025国際協同組合年(IYC2025)では、協同組合の役割や価値を再認識し、その実践と発信をする取組みが各地で進められてきました。この動きを2025年で終わりとするのではなく、2026年以降の活動につなげる契機とするため、本シンポジウムを開催しました。本シンポジウムは、多様化する社会課題の解決をめざす協同組合間連携の中で、〈ろうきん〉の果たすべき役割や事業のあり方を考える機会となりました。

 今回のブログでは、シンポジウム当日の様子をお伝えします。





シンポジウム当日の様子


 労金協会の西田安範理事長の開会挨拶から始まり、来賓挨拶として国際労働機関(ILO)駐日代表である富田望氏よりビデオメッセージをいただきました。富田氏からは、「近年、働く人を取り巻く環境は変化しており、〈ろうきん〉にも、社会を支える多様なプレイヤーとの連帯を図っていくことが求められている」と期待の言葉をお寄せいただきました。




 続いて行ったパネルディスカッションでは、法政大学院連帯社会インスティテュート教授の伊丹謙太郎氏、日本労働者協同組合連合会理事長の古村伸宏氏、一般社団法人くらしサポート・ウィズ事務局長の中根康子氏、日本労働組合総連合会フェアワーク推進局長の小林妙氏、全国労働金庫労働組合連合会中央執行委員長の深見正弘氏、以上5名にご登壇いただきました。

 本シンポジウムの「協同の力で社会を変える」というテーマについて、今の世の中は暮らしやすい社会ではないという問題意識を多くの人々が持っているという考えのもと、我々非営利・協同セクターが、「中心的な立ち位置」になる可能性を持っているのではないかという問題提起から議論を行いました。



 


 各団体の取り組みについてご紹介いただいた後、ディスカッションは、「社会課題に対して協同組合として何ができるのか」という議論へ進み、さらに、協同組合を超えたネットワーク・つながりの重要性、そしてそれが地域づくりにつながり、その地域に生きる自分に返ってくるという循環がある、という話へ発展しました。伊丹氏は、「一歩踏み出すと立ち現れる協同・連帯の世界、多様性を認め合う世界を若者たちも求めている一方で、その一歩を踏み出すことが難しい」と語りました。また、2023年に行われたILOと労金協会の共催フォーラムで紹介された、助けを求められる場所を作るという取組みを例に挙げ、「〈ろうきん〉がどのように関わったかという点にも今後の協同組合についてのヒントがある」とお話しされました。労働金庫が目指す協同組合としての今後の在り方について改めて考えさせられる貴重な機会となりました。



 パネルディスカッション後、労金協会政策調査部次長の蒲原俊之氏より、〈ろうきん〉の新しい事業モデルの構築について、ろうきんLabでの取組報告を行いました。ろうきんLabでは、労働金庫の持続的な発展に向けた事業モデルの開発や、金庫ごとの課題認識やニーズに即した新規・未開発分野にかかわる調査研究を行っており、暮らしや社会にやさしいお金の流れを作る「グッドマネー運動」を通じて、社会性の観点から組合員の自発的な消費行動を促しています。

 共助だけではなく、企業やNPO、労働者協同組合、そして自治体と、地域の多種多様な人が繋がって助け合うことを指す「多助」を目指すこと、また、非営利・協同セクターや専門家の方々との連携を含めた新たな事業モデルの構築が必要だということを表明されました。



 


 続いて、全国の労働金庫職員16名に登壇いただき、職員が4つのチームに分かれてトークセッションを行いました。

 トークセッションでは、「IYC2025を通じて協同組合のネットワークがいかに広く深いものであるかを実感したこと、協同組合間連携の必要性を学んだことから、『協同組合としての〈ろうきん〉』の魅力を一人でも多くの方に届ける」といった宣言や、「職場や地域、組織の中に存在する『温度差」を埋め、協同組合としての理念と日常業務をつなぎ直す」といった宣言がありました。また、「役職員一人ひとりが〈ろうきん〉・協同組合の存在意義を学び、〈ろうきん〉を語れるようになる必要がある」「WEB学習会を通じて、〈ろうきん〉も協同組織の一員であることを再認識し、業務を通じての〈ろうきん〉の良さを感じた実体験を語る・伝えることの重要性に気付いた」といった声が上がりました。

 このように、国際協同組合年を通じた未来への行動変容を宣言し、2026年、そして未来へつながる思いが共有されました。この国際協同組合年で実施した多くの学習機会を通じて〈ろうきん〉の役割を再認識した職員からの宣言を聞き、今後も〈ろうきん〉はさらなる成長を見込めるということを実感できる機会となりました。





 最後に、労金協会の江川光一副理事長の閉会挨拶をもって、本シンポジウムは終了いたしました。



本シンポジウムを通して


 本シンポジウムでは、「協同の力で社会を変える」をテーマに、協同組合としての〈ろうきん〉の存在意義やその役割について深く掘り下げ、はたらく人を取り巻く様々な課題解決に向けた協力の可能性を探求・考察しました。国際協同組合年は今年2025年で終了しますが、ブログ冒頭で述べた本シンポジウムの開催目的にもあるように、この取組みを2026年度以降も続けていくことが重要だと考えます。協同組合の更なる可能性の模索、そして協同組合の一員として〈ろうきん〉ができることを考え、実践し、発信していく姿勢が今後も求められます。本シンポジウムでいただいた、異なる立場の皆さまからのさまざまなご意見をもとに、〈ろうきん〉の行動変容を推し進めるよう努めてまいります。



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