労金業態では、IYC2025の期間中、全8回のWEB学習会の開催を予定しています
第6回WEB学習会の開催
2025年9月16日(火)に、第6回WEB学習会を開催しました。本学習会は、〈ろうきん〉で働くすべての役職員の協同組合への知識・意識の向上を図り、「協同組合としてのろうきん」を見つめ直す機会として企画したものです。今回は第6回の学習会の様子をお伝えします。
第6回「新しい働き方と労働者福祉~労働者協同組合との連携の可能性~」
第6回WEB学習会は、北海道ろうきん地域共生推進室の槙田恵治室長を講師に迎え、「新しい働き方と労働者福祉」をテーマに、北海道ろうきんにおける労働者協同組合(以下、ワーカーズコープ)との連携に係る現状報告を踏まえ、今後のワーカーズコープとの連携に向けた示唆について講義いただきました。

講義では、まず、今年2月18日にワーカーズコープと北海道ろうきん間で締結された「相互連携協定」についてご説明いただきました。ワーカーズコープとのフードパントリーの協同開催から始まり、お互いの組織を知ることができるよう緩やかな連携を重ね、継続的な集会への出席や労金連合会の寄付事業を通じた現場支援などの各種取組みを実施することで更なる連携の機運が高まり、協定の締結に至りました。
この協定は、持続可能な共生社会の実現に向けた取組みを展開し、地域再生・まちづくりに寄与することを目的としています。協定の締結を契機に、ワーカーズコープと北海道ろうきんの両組織で、イベントの参加や災害備蓄品寄贈、学習会の実施や、地域の"たすけあい"スタートブックの活用といった取組みを通じて連携を深めています。
次に、北海学園大学・ワーカーズコープ・北海道ろうきんによる「ろうきんプロジェクト」についてご報告いただきました。北海学園大学のゼミ生の現場視察により作成された協同労働の魅力周知ツールにより、両組織の価値と意味が分析されました。ゼミ生の方々からは、「ツールを作成する経過で、フィールドワークの大切さと多様な働き方を学ぶことができた」、「もっと協同労働が広がるべきだ」との感想が語られました。

槙田室長は、ワーカーズコープとの連携について、「全国一律的な対応は難しい」とおっしゃっていました。これは、地域性や各金庫の政策、また、他の協同組合との連携状況などが全て同じではないからです。しかし、今回ご報告いただいた北海道ろうきんの取組み事例が、ワーカーズコープを身近に感じられ、自分たちも何か一歩を踏み出そうとするきっかけになると確信しています。ワーカーズコープとの連携の可能性について、改めて考えさせられる貴重な機会となりました。
今後のイベント予定
| 11月16日(日) | 近畿労金共催シンポジウム
「労働組合と非営利・協同セクターの協同がより良い未来を築く」をテーマに、基調講演、パネル討議を行います。
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| 11月20日(木) | 第8回WEB学習会
「職域・地域で築くセーフティネット(仮)」をテーマに、静岡労金における高齢者対応の現状について報告する予定です。
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| 11月28日(金) | 協会主催シンポジウム
学識者や協同組合実践者と、パネル討議を行うことを検討中です。
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終わりに
今後も2025国際協同組合年(IYC2025)の取組みについて随時発信していきますので、ろうきんブログのチェックをお願いします!













