労金業態では、IYC2025の期間中、全8回のWEB学習会の開催を予定しています
第1回・第2回WEB学習会の開催
2025年4月17日(木)および5月16日(金)に、第1回・第2回WEB学習会をそれぞれ開催いたしました。本学習会は、〈ろうきん〉で働くすべての役職員の協同組合への知識・意識の向上を図り、「協同組合としてのろうきん」を見つめ直す機会として、全国の労働金庫役職員および推進委員含む会員・他団体等が参加対象としております。今回は記念すべき第1回、そしてそれに続く第2回の学習会の様子をお伝えします。
第1回「協同組合の基礎を学ぶ」
第1回WEB学習会は、日本協同組合連携機構(JCA)常務理事の伊藤 治郎氏を講師に迎え、「協同組合の基礎を学ぶ」をテーマに、協同組合の生立ちや歴史、アイデンティティ、また国際協同組合年(IYC2025)とは何かなど、学習会の初回にふさわしい内容を学びました。

私たち職員は、「IYCってなに?」「協同組合ってどんな組織?」と聞かれた際に、しっかりと答えられるような協同組合員でいなければなりません。今回は基礎的な内容となりましたが、長年勤務している職員も、中堅職員も、そして若手職員も、皆等しく協同組合の一員であることを改めて自覚できるようなきっかけになったと考えています。
協同組合の基礎を学び、その中でろうきんの協同組合としての側面などを改めて実感したことで、ろうきんの今後の姿勢についてより意識が高まる機会となりました。
第2回「社会的連帯経済を学ぶ」
第2回WEB学習会では、法政大学大学院教授の伊丹 謙太郎氏を講師に迎え、「社会的連帯経済を学ぶ」をテーマに学びました。「協同組合運動の源流から考える」をサブタイトルに設定し、「これから」の協同組合について、「過去」の協同組合のことを踏まえながら学習する時間となりました。

講義の中で、「多助」という言葉が頻繁に出てきました。「多助」は、企業やNPO、労働者協同組合、そして自治体と、地域の多種多様な人が繋がって助け合うことを指します。新しい社会課題は、総がかりでそれぞれのセクターを超えて連携して向き合っていくことで、はじめて解決できます。共助同士がつながり、公助・自助・他助がつながる「多助」が活躍する連帯社会の構築に向けて進んでいくことが、我々にとって重要であるということを学びました。
今後のイベント予定
7月1日(火) | トップセミナー
「協同組合のアイデンティティを問い直す」をテーマに、研修を行います。 |
7月5日(土) | 第103回国際協同組合デー記念中央集会(協同組合フェスティバル)
労金協会からもブースを出展します。 |
7月17日(木) | 第4回WEB学習会
日本労働者協同組合連合会事務局長・理事である中野 理氏を講師に迎え、「労働者協同組合(ワーカーズコープ)~社会課題を解決する協同組合~」をテーマに学習会を行います。
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7月 31日(木) | 4団体共催シンポジウム
連合、中央労福協、こくみん共済coopと労金協会の4団体共催でシンポジウムを開催します。
ろうきん SDGs Report 2025
「ろうきん SDGs 行動指針」に基づき、全国のろうきんが取り組んだ活動をまとめた『ろうきん SDGs Report』を発行します。
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8月28日(木) | 第5回WEB学習会
労金推進アドバイザーである高橋 均氏を講師に迎え、「労働者自主福祉運動と労働金庫の役割を学ぶ」をテーマに学習会を行います。
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11月16日(火) | 近畿労金共催シンポジウム
「労働組合と非営利・協同セクターの協同がより良い未来を築く」をテーマに、基調講演、パネル討議を行います。
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11月28日(金) | 協会主催シンポジウム
労金業態におけるIYC2025の取組報告や、パネル討議を行うことを検討中です。
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上記のほか、9月、10月、11月にもWEB学習会を開催予定です。
終わりに
今後も2025国際協同組合年(IYC2025)について随時発信していきますので、ろうきんブログのチェックをお願いします!