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〈全国のろうきん〉第3回・第4回WEB学習会を開催しました!-国際協同組合年(International Year of Cooperatives. IYC)〈6〉-

投稿日: 2025年8月 7日 14:00 作成者: ろうきん

カテゴリー:SDGs


 労金業態では、IYC2025の期間中、全8回のWEB学習会の開催を予定しています




第3回・第4回WEB学習会の開催


 2025年6月19日(木)および7月17日(木)に、第3回・第4回WEB学習会をそれぞれ開催しました。本学習会は、〈ろうきん〉で働くすべての役職員の協同組合への知識・意識の向上を図り、「協同組合としてのろうきん」を見つめ直す機会として、全国の労働金庫役職員および推進委員を含む会員・他団体等が参加対象となっています。今回は第3回・第4回の学習会の様子をお伝えします。



第3回「これからの時代に期待される協同組合銀行」


 第3回WEB学習会は、筑波大学名誉教授の田中 洋子氏を講師に迎え、「これからの時代に期待される協同組合銀行」をテーマに、ドイツの協同組合銀行が、ドイツの社会にとってどれほど大きな役割を果たしているかということや、日本の協同組織金融に期待される役割や発展可能性についてご説明いただきました。




 



 ドイツは、日本の協同組織金融の歴史的源流となる国で、日本はドイツから協同組合を歴史的に受け継ぎ、発展していきました。両国の協同組織金融の「地域ごとの資金需要に応じていく」という仕組みは同じですが、次々と新しい試みを行っているドイツに対し、日本は動きが速いとは言えません。しかし、これは「日本の協同組織金融の今後ののびしろがきわめて大きい」と言い換えることができます。

 今後は、変化する人々や社会のニーズに対応し、時代に合わせた新しい発想・仕組みづくりを行うことが不可欠で、ドイツの協同組合銀行の活動をヒントとして、新たな一歩を踏み出していくべきだという姿勢を学ぶことができた、貴重な機会となりました。



第4回「労働者協同組合(ワーカーズコープ)~社会課題を解決する協同組合~」


 第4回WEB学習会では、日本労働者協同組合連合会専務理事補佐の中野 理氏を講師に迎え、「労働者協同組合(ワーカーズコープ)~社会課題を解決する協同組合~」をテーマに学びました。労働者協同組合について、様々な国の取組み事例をご紹介いただいたあと、国内の取組み事例をご説明いただき、国内外の労働者協同組合について深く知ることができる時間となりました。第3回とあわせて、国際色豊かな内容が続きます。




 



 労働者協同組合では、働く人が資金を出し合って仕事を立ち上げ、みんなで事業を運営して働きます。このような労働者協同組合は、多様な就労の機会を創出すること、そして当該組織を通じて地域における多様な需要に応じた事業が行われることを促進し、持続可能で活力のある地域社会の実現に資することを目的としています。

 労働者協同組合は、海外では長い歴史を持ちますが、日本では労働者協同組合法が2020年に制定、2022年に施行されたことで、労働者協同組合が活動する環境が整備され、組合員が増えていることを踏まえると、今後は、地域の労働者協同組合とろうきんが連携し、持続可能な地域社会・地域づくりを進めていくことが期待されることを学びました。



今後のイベント予定


8月28日(木)  第5回WEB学習会
 ろうきん運動推進アドバイザーである高橋 均氏を講師に迎え、「労働者自主福祉運動と労働金庫の歴史と役割を学ぶ」をテーマに学習会を行います。
9月16日(火)  第6回WEB学習会
 北海道ろうきん 地域共生推進室長の槙田 恵治氏を講師に迎え、「新しい働き方と労働者福祉~労働者協同組合との連携の可能性~」をテーマに、金庫における労働者協同組合との連携に係る現状報告やゲストとの対談を行う予定です。
11月16日(日)  近畿労金共催シンポジウム
 「労働組合と非営利・協同セクターの協同がより良い未来を築く」をテーマに、基調講演、パネル討議を行います。
11月28日(金)  協会主催シンポジウム
 学識者や協同組合実践者と、パネル討議を行うことを検討中です。

上記のほか、10月、11月にもWEB学習会を開催予定です。



終わりに

 今後も2025国際協同組合年(IYC2025)について随時発信していきますので、ろうきんブログのチェックをお願いします!



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