第41回トップセミナーを開催しました
全国労働金庫協会は、6月28日(金)、ホテル・ラングウッド(東京・日暮里)において、第41回トップセミナーを開催しました。
毎年、全国の労働金庫の役員が一堂に会し、経営トップとしての幅広い見識を養うことを目的に、外部講師をお招きして講演会を行っています。
講師の矢崎和彦氏 |
講演Ⅰでは、株式会社フェリシモの代表取締役社長である矢崎和彦氏を講師としてお招きし、ご講演いただきました。矢崎氏は、大学卒業と同時に株式会社ハイセンス(現・株式会社フェリシモ)に入社され、1987年に代表取締役社長に就任されています。
ご講演は、「ともにしあわせになるしあわせ~フェリシモのケーススタディ~」というテーマで、株式会社フェリシモの経営理念である「しあわせ社会学の確立と実践」と中核価値「ともにしあわせになるしあわせ」の下、「事業性×独創性×社会性」の同時実現を目指す経営の実践と、その具体事例等についてご説明をいただきました。
講師の村田裕之氏 |
講演Ⅱでは、東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター特任教授であり、村田アソシエイツの代表である村田裕之氏を講師としてお招きし、ご講演いただきました。村田氏はアクティブシニアビジネス分野の第一人者として、常に時代の先を読んだ事業に取り組まれています。村田氏が米国から導入した中高年女性フィットネス「カーブス」は、2018年12月末現在、約1964店舗、会員85万人にまで広がっています。
ご講演は、「人生100年時代を見据えた『ろうきん』の可能性を考える」というテーマで、高齢者の資産、健康、世帯構成等の現状と変化について、また、勤労者福祉金融機関である労働金庫の役割発揮の方向性について、わかりやすくご説明をいただきました。
〈ろうきん〉では、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた取組みを強化するため、2019年3月1日に、「ろうきんSDGs行動指針」を策定・公表しました。労金運動を通じた勤労者の生活向上という使命を徹底追求していく〈ろうきん〉にとって、両氏の講演はとても示唆に富むものでした。