ろうきん全国労働金庫協会

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お知らせ

第96回国際協同組合デー記念中央集会に参加しました

2018年7月10日(火)第96回国際協同組合デー記念中央集会(※1)が、日本協同組合連携機構(以下、JCA)(※2)・国際協同組合年記念協同組合全国協議会(以下、IYC記念全国協議会)(※3)共催で、有楽町朝日ホール(東京・有楽町)で開催されました。全国の協同組合関係者、学識者、マスコミ関係者など約450人が集まり、〈ろうきん〉業態からは18名が参加しました。

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本集会では中家徹氏(JCA 会長・IYC記念全国協議会 代表・JA全中 会長)の開会挨拶の後、神津里季生氏(労働者福祉中央協議会 会長・日本労働組合総連合会 会長)による来賓挨拶がありました。
その後、各協同組合からの取組報告を含むパネルディスカッション・意見交換が行われました。


パネルディスカッション①は、「持続可能な社会のためにJCAに期待される役割」をテーマに行われました。コーディネーターの田中夏子氏(日本協同組合学会 会長)による進行のもと、安藤栄二労金協会常務理事の他、比嘉政浩氏(JA全中 専務理事)、和田寿昭氏(日本生活協同組合連合会(以下、日本生協連) 専務理事)、古村伸宏氏(日本労働者協同組合連合会 理事長)、勝又博三氏(JCA 代表理事専務)といったJCAの設立に携わった方々がパネリストとして登壇し、設立の経緯や今後の方向性などに関するディスカッションを行いました。
安藤労金協会常務理事は、JCAが今後果たすべき役割と、それぞれの協同組合としての今後の取組みについてどう考えるかとの質問に対して、「領域の異なる協同組合が連携し、地域で新たな事案を創出するためのコーディネーターとしての役割が求められる。また、理論研究や内外状況調査を実践に結びつけ、そうした協同組合の実践が、社会の問題解決につながっていることを発信していくべきである。〈ろうきん〉としても各地域における協同間連携の発展に向け、努力していきたい。」との見解を示しました。

パネルディスカッション②では、「協同組合間連携を通じて持続可能な社会へ」をテーマに進行されました。黒田かをり氏(一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク 代表理事)がコメンテーターを務め、地域で活躍されている協同組合組織の方々をパネリストとして、議論が行われました。 
その中で、下小野田寛氏(鹿児島きもつき農業協同組合 代表理事組合長)から「かのや農林漁業組合連絡協議会(鹿児島)」の取組みについて報告があった後、永田信雄氏(一般社団法人埼玉県労働者福祉協議会 専務理事)および岩岡宏保氏(埼玉県生活協同組合連合会会長理事)からは「NPO法人フードバンク埼玉」の取組みについて、竹森鉄(日本労働者協同組合連合会センター事業団中四国事業本部長)からは「広島市の協同労働プラットフォーム事業」の取組みについて、それぞれ報告がありました。

最後に本田英一氏(JCA 副会長・IYC記念全国協議会 副代表・日本生協連 会長)の閉会挨拶があり、盛況のうちに終了しました。

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※1:国際協同組合デー記念中央集会

国際協同組合デー(全世界の協同組合員が心を一つに協同組合運動の発展を祝い、平和とより良い生活を築くことを目的に運動の前進を誓いあう日のことで、毎年7月の第1土曜日と定められており、2018年は7月7日(土)となっている。)を記念する中央集会のこと。

※2:JCA(日本協同組合連携機構)

JCA(Japan Co-operative Alliance=日本協同組合連携機構)は、JA・生協・漁協・森林組合・ワーカーズコープ・共済・ろうきんなど協同組合の全国組織17団体が集う「日本協同組合連絡協議会(JJC、1956年設立)」の取り組みを引き継ぎ、2018年4月1日に一般社団法人JC総研を改組して誕生した。協同組合の"持続可能"な地域のよりよいくらし・仕事づくりに貢献することを目的に活動を進めている。

※3:IYC記念全国協議会(国際協同組合年記念協同組合全国協議会)

「2012年を国際協同組合年(IYC)とする」国連決議を踏まえ、協同組合の価値や協同組合が現代社会で果たしている役割等について、広く国民に認知されるよう取り組みを進めるため、「2012国際協同組合年全国実行委員会」が設立された。

同実行委員会は、国際協同組合年(2012年)の終了をもって解散したが、この成果を引き継ぎ、より発展させるため2013年5月9日に「国際協同組合年記念協同組合全国協議会」を発足した。

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