ろうきん全国労働金庫協会

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組織情報

ごあいさつ

 ろうきんは、1950年に誕生して以来、「働く人の夢と共感を創造」し、「共生社会の実現に寄与する」との理念のもと、常に働く人に寄り添い、時代の変化とともに住宅や教育の資金、資産形成など働く人のライフプランに応じた多様なニーズに応えてまいりました。

 現在、全国13のろうきんが北海道から沖縄まで離島も含め605の店舗を展開し、顧客数約1,182万人、預金残高は22.9兆円、貸付残高は15.2兆円となっています。

 さて、5月8日に新型コロナウイルスの感染症分類が「5類」に変更となりました。発生から3年を経て、新型コロナウイルス感染症は一定の区切りをむかえ、個人消費やインバウンド需要の回復にもみられるように、様々な場面で経済・社会の正常化に向けた動きが進み始めています。

 一方、世界情勢に目を向けるとロシアによるウクライナ侵攻、深刻さを増す気候変動、世界中で生じている格差問題など、世界規模で社会の持続可能性に関する危機が生じています。日本国内においても、地震や大型台風の発生など自然災害の頻発と被害の甚大化、貧困問題、過疎化の進行といった地域間格差の拡大等、不安定で不透明な社会情勢が続いています。

 こうした中、全国のろうきんでは、収入減少に直面した勤労者の生活を守る特別融資、自然災害等で被災された方の生活再建を支援する融資、多重債務問題への対応、あるいは生活困窮者・子ども支援などの社会課題に取組むソーシャルセクターへの支援など、働く人々の大切な資金を「意思あるお金」として、持続可能で包摂的な社会の実現のために使うという流れをつくりだすことに取り組んでいます。

 この「意思あるお金」による社会的好循環を会員の皆さまとともに、労働者福祉に関わる団体や、協同組合など想いを共有する仲間との連携を通じて実践してまいりたいと考えています。

 こうした「共生社会の実現」に資する取組みを推進していくことこそが、SDGsの掲げる「持続可能な社会の実現」につながる道であると考えます。

 「人と人、人と地域をつなぐ」、その「つなぐ」輪の中で、ろうきんは、確かな役割を果たしてまいります。

 これからもろうきんは、社会の変化に柔軟に対応しながら、ろうきんの使命を果たすべく、「はたらくあなたの、いちばんそばに」寄り添った取組みを展開してまいります。


2023年7月

一般社団法人全国労働金庫協会 理事長

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