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第1回「2012国際協同組合年全国実行委員会」が開催されました

2010年8月4日

社団法人全国労働金庫協会が参加する2012国際協同組合年全国実行委員会の第1回会合が8月4日、大手町のJAビルにて開催され、協同組合をはじめNPOなどの団体の代表者、学識者など約50名が参加しました。

はじめに、茂木守氏(日本協同組合連絡協議会会長、全国農業協同組合中央会会長)より「国連の宣言は意義がある。協同組合へNPOなどとともに役割発揮の期待が寄せられている」と開会の挨拶がありました。

会合では、2012国際協同組合年全国実行委員会の代表に内橋克人氏(経済評論家)を、副代表に生源寺眞一氏(生協総合研究所理事長)、童門冬二氏(作家)、茂木守氏(全国農業協同組合中央会会長)、山下俊史氏(日本生活協同組合連合会会長)を、互選により選出し、名誉顧問に宇沢弘文氏(東京大学名誉教授)が就任されました。

また、多くの人々に協同組合の役割・価値、事業・活動の実態を伝え、協同組合の発展につながるよう、地方等への働きかけやホームページによる情報発信、2011年、2012年の国際協同組合デーにあわせたフォーラムの開催や研究の推進、政府との連携などについて検討していくことを決定しました。

最後に、山下俊史・日本生協連会長が「社会的期待に一層応えられるネットワークを作っていきたい。協同組合が世界の、そして日本のライフライン、ネットワークの一翼を担うことができるものになっていきたい」と閉会の挨拶を述べました。

実行委員会終了後の代表による記者会見において、内橋代表は「資本主義が臨界点に達していると認識する。協同組合が市民権を得て、認知されること、役割や貢献している領域を広く社会に知ってもらう機会としていきたい」と述べました。

実行委員会の様子

第1回国際協同組合年
全国実行委員会

記者会見の様子

代表による実行委員会発足会見

  • 2012国際協同組合年とは

2009年12月18日の国連総会において、国連は2012年を「国際協同組合年(International Year of Co-operatives)」とすることを決定しました。各国政府・協同組合関係組織等に対して、この国際年を契機に協同組合を推進し、社会経済開発に対する貢献に関する認知度を高める取り組みを行うよう求めました。また、これを世界規模で推進するためILO(国際労働機関)やICA(国際協同組合同盟)などが参加して「国際協同組合年運営委員会」を設置するとともに、各国にも実行委員会をつくるよう提起する予定です。

以 上