トップ ＞ 新着情報一覧 ＞ 近畿ろうきんが2006年度メセナアワード「文化庁長官賞」を受賞しました

2006年12月1日

近畿労働金庫の開催する〈ろうきん〉グッドマネープロジェクト「エイブル・アート近畿＜ひと・アート・まち＞」が、2006年度メセナアワード「文化庁長官賞」に選ばれ、2006年12月1日（金）、東京・青山のスパイラルホールで贈呈式が開催されました。

この取組みは「財団法人たんぽぽの家」の企画協力により、近畿労働金庫が主催しているもので、障がいのある人の生命力ある芸術作品を中心にまちなかでアート展を開催し、まちを人間的で豊かな空間にしていくことを目標にしたアートプロジェクトです。ろうきん運動５０周年を記念して設立した「ろうきん市民社会貢献運動基金」を活用し、2000年度から近畿2府4県を巡回しながら2005年度までに6回開催されてきました。

エイブルアート　制作風景	エイブルアート　完成作品
エイブルアートの展示風景

今回の受賞では「障がいのある人だけでなく、アーティストや市民の表現も交えた複合的な企画であり、地域住民や子供、ＮＰＯなど多くの人々が参加し、地域の広がりを感じさせられる」ことが評価されました。

贈呈式では、主催者である企業メセナ協議会・福原義春会長、近藤信司文化庁長官の挨拶と「メセナアワード2006」選考経過の報告に続き、映像により受賞活動が紹介されたあと、近畿労働金庫へ、表彰状とトロフィーが贈呈されました。

近藤信司文化庁長官より「文化長官賞」を贈呈される 近畿労働金庫石橋理事長
	近畿労働金庫石橋理事長は、「エイブル・アートは障がいのある人のアートを中心にして、人と人、人とまちの新しい関係を創るアートムーブメントで、ソーシャルインクルージョンにも焦点をあてた取組みである。のべ36,000名もの皆さまに鑑賞・参加いただき、個性的なアーティストはもちろん、地域のNPO、わがまちを愛する市民、商店街など、多くの出会いと物語を紡ぎだすことができた。今回の受賞を励みとして、エイブル・アートを新しいステージへと進めると共に、さらに『地域との共生』の諸活動にも真摯に取りくんでいきたい」と挨拶しました。
受賞の喜びを述べる近畿労働金庫石橋理事長

「メセナアワード」とは （社）企業メセナ協議会によって、企業メセナの奨励とよりいっそうの発展をはかることを目的に、1991年に「メセナ大賞」が創設された。全国から企業・企業財団によるメセナ活動を公募し、外部の専門家による審査会によって、受賞活動を選考。毎年、芸術文化の振興に高く貢献した企業・企業財団が表彰されている。受賞企業には、表彰状と気鋭の美術作家が制作したトロフィーが贈呈される。 ＊2004年より、この「メセナ大賞」は、【メセナ大賞部門】【文化庁長官賞部門】の2部門からなる「メセナアワード」となった。

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