ろうきんは、2030年のSDGs達成をめざして、共助のネットワークと金融機能を活かしながら、
勤労者の大切な資金を「意思のあるお金」として、
持続可能な社会の実現のために使うという流れをつくりだしていきます。
ろうきんがめざす「人々が支え合う共生社会」
勤労者を取り巻く社会課題に『共助』『共感』『循環』の 3 つのアプローチで取組みを展開し、「人々が支え合う共生社会」の実現をめざします。
社会課題
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気候
変動 -
少子
高齢化 -
格差
問題 -
人権
問題
- パート・有期雇用等の不安定な雇用で働く勤労者の増加
- 育児・介護と仕事の両立
- 老後に対する不安
- 気候変動による災害の頻発
- 進展するデジタル化への対応
3つのアプローチ
働く人が、年齢や性別、資産の多寡や、都会や地方などの地域差、正規・非正規雇用の別などにかかわらず、等しく必要な金融サービスを享受することができ、互いを尊重して、助け合いながら、快適かつ安⼼に、将来に希望を持って暮らしていける社会の実現をめざしています。
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共助
「共助」の活動として、「公助」を補完し、「自助」だけでは乗り越えられない課題の解決を図る
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共感
「共感」の輪を広げ、最大化していく
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循環
「意思のあるお金」が、社会に循環し、より良い社会づくりに向かう仕組みをつくる
ろうきんでは、労金運動を通じた勤労者の生活向上というろうきんの使命を徹底追求することを通じて、
SDGsの実現に向けた取組みを展開し、ろうきんに期待される協同組織金融機関としての役割発揮と社会への貢献を図っていきます。
また、非営利・協同セクターとの地域におけるネットワークを強化・拡大し、金融的中核としての役割を発揮することで、
人と人、人と地域をつなぎ、すべての人が安⼼して暮らすことのできる共生社会の実現に貢献していきます。
人々が支え合う
共生社会の実現
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誰ひとり取り残さない・
金融包摂人々が、等しく必要な金融サービスを享受することができる社会
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相互扶助
人々が、互いを尊重して、助け合う社会
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ウェルビーイング
人々が、快適かつ安⼼に、将来に希望を持って暮らしていける社会
ろうきんの社会的役割とお金の流れ
勤労者の皆さまからお預かりした資金は、ろうきんの理念・ビジョンに則った「意思のあるお金」として、持続可能な社会の実現につながる投融資を通じて、また社会活動やNPO・協同組合との協働により、様々なかたちで、「共生」に使われていきます。
ろうきんのSDGs行動指針に基づく取組み
ろうきんは、複雑化・多様化する社会課題に対処するため、SDGsの達成をめざします。
SDGsの17ゴール実現に向けた取組みを展開するにあたり、2019年3月に「ろうきん SDGs 行動指針」を策定しました。
ろうきんSDGs行動指針
- 勤労者の生涯にわたる生活向上サポート
- 〈ろうきん〉は、「ろうきんの理念」とそれを実現するための「ろうきんビジョン」に基づき、勤労者のための非営利の協同組織金融機関として、 勤労者の生涯にわたる生活向上のサポートに取組んでいます。〈ろうきん〉は、こうした活動をさらに強化・徹底し、勤労者を取り巻く様々な社会的課題の解決に取組むことを通じて、 SDGs の達成をめざします。
- 労金運動や ESG 投資の実践を通じた「意思のあるお金」による社会的好循環の創出
- 〈ろうきん〉は、勤労者の大切な資金を、勤労者自身の生活向上のための融資や、社会や環境等に配慮したESG投資などに役立てることを通じて、持続可能な社会の実現に資するお金の流れをつくりだしていきます。
- 非営利・協同セクターとの連携強化による社会課題の解決
- 〈ろうきん〉は、労働組合・生活協同組合などの会員や労働者福祉に関わる団体、協同組織・NPO・社会福祉法人・社団・財団などの非営利・協同セクター、自治体などとのネットワークを強化し、連携して地域における福祉・教育・環境・自然災害などの社会的課題の解決に取組んでいきます。
- SDGs の達成に向けた「共感の輪」の拡大
- 〈ろうきん〉は、SDGs 達成に向けた様々な取組みやその成果を発信し、〈ろうきん〉を利用することが SDGs 推進につながっていくことを会員や勤労者など広く社会に伝えることにより、SDGs 達成に向けた共感の輪を広げていきます。
“5つのP”に対応する社会課題
- 金融包摂
- 働く仲間が抱える様々な悩みや不安に寄り添うろうきんらしい金融包摂の取組み
- 金融経済教育
- マネートラブルや多重債務に陥らないための金融リテラシー向上の啓発
- 女性・子育て応援
- 働く女性や家族を応援し、未来を創造するための金融商品サービス提供
- 被災者支援
- 予期せぬ自然災害への備えや被災者の生活再建に向けた包括的な支援
- 勤労者の生活支援
- 良質な金融商品・サービスの提供を通じた勤労者の生活支援
- 共生社会の実現
- すべての人がお互いを尊重し、理解し合いながら共に支え合う社会の実現
- ディーセント・ワークの実践
- ろうきんの役職員がやりがいと責任をもってSDGsに取組むための職場環境整備
- 地球環境の保全
- 地域に根ざした継続的な環境保全活動や未来に向けた環境教育活動
- 犯罪防止
- ろうきんを安心・安全に利用できるための環境整備や金融犯罪防止活動
- 利用者とともに歩む
- ろうきんの利用が社会課題の解決につながる「利用者とともに歩む」仕組みづくり
- 協同組織や行政との連携
- 地域で活動する協同組合や行政機関とともに社会課題の解決をめざす連携事業
- ESG投融資
- 環境・社会・ガバナンスを考慮した投融資による持続可能な社会づくり