トップ新着情報一覧「第26回全国クレ・サラ被害者交流集会in鹿児島〜さらば高金利!法案の早期成立を!実効性あるセーフティネットを!〜」に参加しました

「第26回全国クレ・サラ被害者交流集会in鹿児島〜さらば高金利!法案の早期成立を!実効性あるセーフティネットを!〜」に参加しました

11月18日〜19日

11月18〜19日、「第26回全国クレ・サラ・商工ローン・ヤミ金被害者交流集会in鹿児島」が開催され、〈ろうきん〉からは全国労働金庫協会はじめ静岡労金など複数金庫が参加しました。

本集会はサラ金地獄が社会問題化した80年代から、全国の被害者、被害者団体、支援者、弁護士、司法書士が中心となって開催されてきましたが、労働界から中央労福協、地方労福協などから参加があったほか、本年は韓国と台湾の代表を含め1,000名超が参加する盛大な集会となりました。

クレ・サラ対協 甲斐代表幹事挨拶

甲斐代表幹事は「我々が考えていた法案が国会に提出された。この集会は勝利集会、喜び合える集会となった。しかし、これで運動が終わるわけではない。最初のチャレンジすらさせない格差社会の是正が必要だ。金利の引き下げだけでは解決しない。社会全体の構造をよく見極め、社会保障の切り下げなどを是正していかなければいけない。今後の闘いの決意を固める集会となるよう希望する」と挨拶しました。

甲斐代表幹事挨拶

記念講演

作家の鎌田 慧氏が「格差社会が進行している。クレ・サラ問題は低賃金と表裏の問題であり、労働運動と市民運動による抵抗のほかには手立てがない。今回の運動を大きな成果として伝えていくべきだ」と多重債務問題の本質とこの運動の成果を高く評価しました。

シンポジウム

シンポジウムには「クレ・サラの金利問題を考える連絡会議」の委員でもあり、この運動の中心的存在でもある新里宏二弁護士と井口鈴子司法書士、行政の生活相談窓口と弁護士の連携で多くの成果を上げている「奄美方式」で知られる奄美市役所・禧久孝一さんらがパネリストとして参加され、運動を進めてきた側の責任、精神科医や行政の役割、ネットワークによる消費者教育、カウンセリング、セーフティネットの必要性等について活発で積極的な意見交換が行われました。

中央労福協・菅井事務局が表彰されました

集会の締めくくりとして、この間の運動に貢献のあった団体と個人が表彰され、300万筆におよぶ署名、自治体議会での請願採択、各地の街頭行動の展開、国会議員への働きかけ等において中心的役割を果たした、中央労福協の菅井事務局長も表彰を受けました。

表彰される中央労福協菅井事務局長