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全国13労働金庫の2014年度上期財務状況等(仮決算概況)について

2014年12月19日

(注1)労働金庫の会計年度は4月1日から翌年3月31日までです。

(注2)労働金庫は半期決算が法定化されておりません。そのため本上期財務状況(仮決算)(2014年4月1日〜9月30日)は会計監査人の監査対象ではありません。

(注3)以下、計数は特に断りのない場合は全国13労働金庫の単体ベースの合計値・平均値です。

(注4)計数の比較および増減は特に断りのない場合は前年同期(2013年度上期(2013年4月1日〜9月30日))あるいは前年同期末(2013年9月末)との比較です。

  • 全国13金庫合計の当期純利益は214億円、対前年同期比10億円の増益(5.02%増)となりました。
  • 13金庫全てが当期純利益を計上しました (当期純損失となった金庫はありません)。

損益の状況 【(表1)参照】

  • 上期の損益の特徴は、以下のとおりです。
  1. (1) 貸出金利息の減少が預金利息の減少を上回ったこと等により資金利益(資金運用収益−資金調達費用)は21億円減少しました。
    (2)国債等債券売却益が57億円減少、株式等売却益(臨時収益の内訳)も22億円減少しましたが、その一方で国債等債券売却損は27億円減少しました。
    (3) 経費は1,029億円から957億円に減少しました(72億円減)。前年同期においては2014年1月の労働金庫業態の新オンライン・システム移行を控え、それに向けて人件費・物件費の増加が生じておりました。

預金・貸出金の状況 【(表3)参照】

  • 預金(譲渡性預金含む)残高は18兆3,029億円となりました。対前年同期末比では2,793億円増加(1.55%増)、対期首比でも2,887億円増加(1.60%増)となりました。
  • 貸出金残高は11兆8,321億円となりました。対前年同期末比では1,247億円増加(1.06%増)ですが、対期首比では221億円減少(0.18%減)となりました。
  • 預貸率は期末残高ベースで対前年同期末比0.31ポイント低下し、64.64%となりました。

各種指標 【(表2)参照】

経費が減少したことで、経費を算式に含むOHR等の指標は改善しました。

  • OHR(業務粗利益経費率)は4.93ポイント改善し78.49%となりました。

  • ROA(総資産税引前利益率)は0.02ポイント上昇し0.30%となりました。

  • 預金と貸出金の利ざやである預金貸出金利鞘は0.04ポイント拡大し0.64%となりました。

  • 自己資本比率(概算値:バーゼルV国内基準適用)は全国13労働金庫の加重平均で11.50%です。前年同期末の自己資本比率(概算値:バーゼルU国内基準適用)は同加重平均で11.43%でした。

以上