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全国13労働金庫の2012年度上期財務状況等(仮決算概況)について

2012年12月19日

(注1)労働金庫の会計年度は4月1日から翌年3月31日までです。

(注2)労働金庫は半期決算が法定化されていないため、本上期財務状況(仮決算)(2012年4月1日〜9月30日)は会計監査人の監査対象となっておりません。

(注3)以下、計数は特に断りのない限り全国13労働金庫の単体ベースの合計値・平均値です。

  • 上期の全国13金庫合計の当期純利益は189億円、対前年同期比37億円の減益(16.50%減)となりました。
  • 13金庫中、1金庫を除く12金庫は純利益を計上しました。
  • 1金庫(沖縄労金)は、店舗の移転に伴い跡地不動産に係る減損損失が発生したため、4億円の純損失となりました。

損益の状況 【(表1)参照】

  • 上期の減益要因は主に次の点です。
  1. (1) 貸出金利息の減少額が預金利息の減少額を上回りました。
    (2) 市中金利の低下に伴い預け金利息が減少しました。
    (3) 物件費の増加に伴い経費が増加しました。

業容 【(表3)参照】

  • 預金(譲渡性預金含む)残高は17兆7,818億円となりました。対前年同期比では3,480億円(1.99%)増加し、対期首比でも3,438億円(1.97%)の増加となりました。
  • 貸出金残高は11兆5,624億円の残高となりました。対前年同期比では756億円(0.65%)増加したものの、対期首比では83億円(0.07%)の減少となりました。
  • 預貸率は、期末残高ベースで対前年同期比0.86ポイント低下し、65.02%となりました。

各種指標 【(表2)参照】

  • 収益性を示す指標は、ROA(総資産税引前利益率)は0.28%となり、対前年同期比0.07ポイント低下しました。OHR(業務粗利益経費率)は77.06%となり、対前年同期比で2.96ポイント悪化しました。
  • 預金と貸出金の利ざやである預金貸出金利鞘は0.74%となり、対前年同期比で0.06ポイント縮小しております。これは、預金利回りが0.05ポイントの低下に止まったのに対して、貸出金利回りが0.11ポイント低下したことによるものです。
  • 健全性の指標である自己資本比率(概算値)は、加重平均で前年同期比を0.03ポイント上回り、11.31%となりました。

以上