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第4課題:コンプライアンス(法令遵守)態勢の確立

第4課題:コンプライアンス(法令遵守)態勢の確立

1.規程・マニュアル等の整備見直しと実効性確保に向けた措置の実行

(1)諸ルールの整備・見直し

現時点での実行状況

2003年度に各種規程・要領等の整備・見直しを行い、協会内のコンプライアンス態勢の整備を図りました。主な内容は下記のとおりです。

(1) 機関運営に関するもの

(2) 経費支出に関するもの

(2) 実効性確保に向けた措置の実行

現時点での実行状況

1.2004年1月に全常勤役職員を対象として実施した「コンプライアンス自己点検」をはじめとするコンプライアンス・モニタリングについて、今後も継続して実施していきます。なお、2004年度から開始した協会内部監査にあたっても、コンプライアンスを最重点課題として取り組んでおります。

内部監査については、2004年6月に「内部監査規程」及び「2004年度内部監査計画」、7月12日に「内部監査実施基準」を策定する等、諸準備を進めてきました。

これに基づいて、8月から9月にかけて第1回内部監査を実施しました。協会運営上特に問題となる事項は見当たりませんでしたが、若干の改善または取り組みの強化を要すると思われる事項について指摘を行いました。

11月中旬には、第2回内部監査を実施し、取り組みの強化を要すると思われる事項等について指摘を行いました。2005年に入り、1月下旬には第3回、3月には第4回内部監査を実施しており、4月以降も「2005年度内部監査計画」に沿って順次各部門に対する監査を実施して参ります。

2.定例部長会等において、法令等順守の観点から、業務遂行上必要な申し合わせを行い、各部門における徹底を図るなど、役職員一人一人が決意も新たにコンプラインアンスを重視した業務運営に努めております。

2.役職員コミュニケーション環境の整備

(1)「役職員対話集会」の定例的開催

コンプライアンスを重視した風通しの良い職場風土の醸成を目指しておりますが、その取り組みの一環として、「役職員対話集会」を定例的に開催しております。

現時点での実行状況

2003年6月以降の実施内容は、「役職員対話集会等に関わる取り組みの実行状況」のとおりです。

(2)コミュニケーション活性化に向けて

現時点での実行状況

職場内イントラネットを活用して、上記の「役職員対話集会」における役員講話内容、理事会理事長挨拶内容、経営会議議事概要等を周知することを通じて、役職員間における情報共有、コミュニケーションの活性化を図っております。

3.各種経費支出の厳正化

2003年6月に策定した「改善計画」の柱の一つとして、「適正な会計処理の確保に向けた対応」に取り組んできました。

現時点での実行状況

各種経費支出に係る主な改善事項は下記のとおりです。

(1) 予算策定・執行の厳格化

2003年11月、『会計処理規程』に定める予算規定に基づき「予算統制要綱」を制定し、これによって各事業年度の適切な予算執行を図ることとしました。なお、2004年12月9日、次年度予算案策定にあたり、本要綱に規定する「予算策定会議」を開催し、各部門会計担当責任者間で予算編成方針、予算執行等に係る基本的な考え方について確認しました。今後とも、予算の編成・調整・決定、並びに予算の執行・管理等について厳正な対応を行ってまいります。

(2)外部監査法人との連携

2003年度の監査法人との監査契約に「財務関係の内部統制の評価」を加え、外部専門家の視点で経費支出内容等を含めた検証を受けました。2004年3月に受理した評価結果に係る報告において指摘された一部規定の見直し等の課題については、概ね指摘内容に沿った対応・改善を進めております。

2005年2月にも内部統制及び効率的・自律的な事業運営及び内部監査実施状況等についてヒアリングを受けました。調査報告における助言等を踏まえて今後必要な改善を図ってまいります。

(3)会計処理実行状況の監視体制整備

「改善計画」に掲げた「会計処理組織以外の第三者チェック」を効果的に行うため、監事、外部監査法人及び内部組織(コンプライアンス室)が、それぞれの役割分担と相互の連携を重視し、事前・事後の検証態勢を整備することとしました。

例えば、経費支出にあたって内部規程解釈に係る確認を要する事項等について、支出前に内部組織において稟議内容を検証し、かつ事後とはなりますが、当該内容について監事会にも報告を行っております。

なお、さらなる支出の厳格化を図る観点から、2004年7月20日、経費支出要領を一部改正し、経費支出に係りコンプライアンス室に回議される範囲の拡大を図るなど事前チェックを強化しました。

(4) 「会計事務処理マニュアル」の整備

2004年8月「会計事務処理マニュアル」を策定し、9月にはマニュアル施行に当たって記載内容の最終チェックを行うとともに、会計実務担当者間で「会計事務処理マニュアル学習会」を開催しました。12月にもマニュアル記載内容等の点検を行っておりますが、今後ともマニュアルに基づいた適正な会計事務処理を励行してまいります。

4.リーガル・チェックの強化

2003年4月より、「リーガル・チェック規程」の制定をはじめとする各種規程類の制定・改正を行い、協会内でリーガル・チェックを強化する態勢を構築してきました。

現時点での実行状況

主な取り組みは、下記のとおりです。


「リーガル・チェック規程」に「リーガル検証対象」「外部専門家による検証」等を規定し、労働金庫の預金・融資・その他付随・関連業務に係る商品開発・教宣物の取り扱い、各種規程や外部組織との諸契約の有効性等について、顧問弁護士の活用を図りながら、法令・税務・会計上の問題点の有無の検証を意識的に実施しております。

また、2003年4月に「規程等管理規程」「文書規程」「文書保存取扱規程」の改正を行い、内部規程・文書類の管理に万全を期しております。



本件に関するお問合せ先

全国労働金庫協会
総合企画部 企画セクション
E-Mail:kikaku@ho.rokinbank.or.jp